癌と痴呆の神頼み

癌サバイバーの母(81)を介護する父(85)、それを支える家族のブログです。

手術成功!ここからがスタート

予定では4時間程度で終わるはずでしたが、5時間経っても終わりません。

ワタシ「長いなー」

父「長いねー」

ワタシ「…。」

父「...。」

ワタシ「まだかなー」

父「まだかねー」

ワタシ「…。」
父「...。」

永遠に感じられた時間も、6時間でようやく終了。

手術は無事成功し、主治医から切除した胃を見せてもらいました。金属のトレーに載せられたそれは、生の内臓その物でしたが、一部に白く変色したゴルフボール大の組織の塊が見受けられました。これが母の身体を蝕んでいた癌の正体です。加えて黄色っぽいリンパ節も数個切除されていました。

主治医曰く、「思った以上にリンパ節が周りの組織に癒着していて、時間がかかりました。」

後にこの言葉が大きな意味を持つことになるのですが、何も知らないワタシ達は手術の成功に胸を撫で下ろすのでした。