高齢者の抗ガン剤治療
退院後の母は、完全寛解を目指し、食事、運動、規則正しい生活を心がけ、順調に時が過ぎて行きました。。。。のはずでした。
胃切除手術から7ヶ月経った今年(2017年)3月、何度目かの定期検査で腫瘍マーカーCA19-9の数値がいつもの10倍以上の300まで跳ね上がったのです。
主治医からは抗ガン剤による治療を提案されましたが、高齢者への抗ガン剤治療にはいささか不安がありました。
2017年4月28日の朝日新聞デジタルによると、
厚生労働省は、高齢者のがん治療についての診療指針を策定する検討を始めた。副作用を伴う抗がん剤治療や苦痛を減らす緩和ケアが、延命や生活の質にどれほど有効なのか。大規模な調査をして、高齢者に特化した判断基準づくりを目指す。
とのことです。
母は抗ガン剤治療の道を選びました。そんな母を見て言えることは、
高齢者でも抗ガン剤によるガン抑制や縮小させる効果はある
ということです。ただし、その副作用に耐えられるだけの気力と体力があることが条件です。
もし、それらがないと逆に寿命が短くなったり、生活の質を極端に低下させてしまうのです。